手元にある135フィルム(35mm)と120フィルム(ブローニー)をぶら下げてみました。
左が35mmで、真ん中と右がブローニーです。ブローニーの中でも真ん中が6×4.5(ロクヨンゴ)、右が6×6(ロクロク)と呼ばれる規格サイズです。これが6×7(ロクナナ)になると縦に伸びてさらに大きくなります。
ブローニー、でかいですね。幅自体が圧倒的に大きいです。35mmにはあるパーフォレーション(フィルムの上下に開いている穴)がないのも特徴的です。
真ん中のロクヨンゴをさらに大きくしてみると、フィルムの下辺(この画像だと右辺)に小さい文字が書かれているのが分かると思います。
これ肉眼では目視できないくらい小さいのですが、撮影時の情報が記録されています。デジタルカメラでは当たり前にデータに記録されるExif情報のアナログ版といったところでしょうか。レンズ側と電気的なやり取りが必要になるので、おそらく比較的新しいフィルムカメラにある機能だと思われます。
拡大するとこんな感じです。
A023-01 Av 1/60 F2.8 +0.7Ev [*] 75mm AF.S WIDE.C ISO 400
と書かれています。左から「ボディ識別番号、撮影本数、撮影コマNo.、露出モード、シャッタースピード、F値、露出補正、測光モード、レンズ焦点距離、フォーカスモード、AFエリア、ISO」と結構な情報が記録されてます。この撮影データと撮れた写真を見比べながら一人反省会するといいんでしょうな。
ちなみに余談も余談ですが、日本語だと「ブローニー」と呼ばれますが、英語だと「brownie」なんですよね。「チョコレート・ブラウニー」と同じ。どっちが先? 関係あるんでしょうか。