インパクトのある表紙が特徴的な宮部みゆきの最新作、過ぎ去りし王国の城を読んだ。

少し前にネットで話題になった黒板アートの女子高生がカバー・挿絵のイラストを担当している。一枚の絵を中心に進んでいくストーリーということを考えても、かなりの大抜擢だと思う。作品自体に与える影響もかなりのものじゃなかろうか。

肝心の話し自体はちょっとファンタジーに寄りすぎていて物足りなかったなぁ。あぁこれよくあるファンタジー色の強い宮部みゆき作品だ、と早めに気付き、そのまますーっと軽いまま読み終えてしまった。
面白くなかったということはないけど、長編とか時代物のほうがやっぱり好きだと改めて感じさせられた一冊。

過ぎ去りし王国の城 / 宮部みゆき