Wild Children 展

横浪修さんの新しい写真集「Wild Children」は先日購入したのですが、それと連動してBOOK AND SONSで展示されているということなので家族総出で行ってきました。ちなみに、小さい子がいろんな液体を顔から流してる写真は気持ち悪い…

Wild Children / 横浪修

去年?に横浪修さんに撮影してもらった写真が収められた本が発売されたというので、早速買ってきた。 Twitterのタイムラインを眺めていたら流れてきたサムネに何か違和感を感じ、なんか見たことあるような…と思ったらうちの子でした。写真集になって…

HappySad Souvenirs / Paul Hiller

前からInstagramでフォローしているPaul Hillerさんが写真集を作るというので、イニシャルサポーターとして申し込んだのが4月頃。途中プリンターで問題が発生したりもしながら、ゆっくりとプロジェクトは進行していたみたいで、間に合い…

真鍮のブックエンド

机の上に常に何冊か立て掛けてある小説や参考書や雑誌を、そこにある何かで今までおさえてきたけど、やっとブックエンドを使うことにした。 FUTAGAMIの「駒形」。シンプルな造形に砂の鋳型によってつけられた独特のざらざらとした質感。本に接する面…

Secret Rituals 2

今日は同時開催されているBOOK AND SONSのほうへ。こちらはシンプルに写真をみせる展示になっていました。 ご本人も在廊されていらして、合間を縫って持参した写真集にサインをして頂きました。家宝にします。

Secret Rituals 1

西山勲さんが世界中を廻って撮りためてきた写真をまとめた「Secret Rituals」。即先行予約して手に入れた写真集を携えてまずはPacific Furniture Serviceへ。久しぶりのP.F.S.は変わらずかっこいいスペースで、…

存在しない女たち / キャロライン・クリアド=ペレス

この世界がどれだけ男性のために設計されているのかという事実を、ファクトをもって一つずつ丁寧に暴いていく一冊。イギリスを中心にしていますが、日本を含めた世界中の実例をデータとともに取り上げています。 以下、自分の備忘録としての引用まとめ。 男…

わかりやすさの罪 / 武田砂鉄

フリーライター武田砂鉄さんの新著。タイトルに習うかのように、理解のしやすさよりもとにかく思いつくままに書き進めていった印象。 何について書かれた本なのかはとてもわかりやすい。わかりやすいってそんなに良いものか?いやむしろ、わかりにくさの中に…

82年生まれ、キム・ジヨン / チョ・ナムジュ

映画化されたこともあって、今かなり話題になっている小説。「82年生まれ、キム・ジヨン」という固有の人物の話しではあるのだけど、世界中すべての女性についての話しでもある。要所要所で統計データが挟まれていて、小説の体をとったノンフィクションのよ…

メイドの手帖 / ステファニー・ランド

出産してすぐホームレスになってしまった女性が、綱渡りのような日々を生きていく様子を書き綴った手記。 この本の舞台は米国だけど、機能していないセーフティーネットにすがりながら、肉体も精神もぎりぎりの状態になりながら、最低賃金で必死に働く様子が…

オーデュボンの鳥『アメリカの鳥類』セレクション / ジョン・ジェームズ・オーデュボン

ジョン・ジェームズ・オーデュボン、アメリカの鳥類研究家で画家。北米に生存する野鳥を全て描くという、途方も無い思いが形になったのが1827年から刊行された「アメリカの鳥類」でした。72✗100cmという巨大な版に実物大の野鳥が生き生きと描かれ…

カササギ殺人事件 / アンソニー・ホロヴィッツ

久々に読んだ、自分が考える王道ミステリー。と思って読み進めていたら、とんでもない勘違いでした。 アガサ・クリスティに代表される古きよきクラシックなミステリー、と思って読み進めていくのですが、、急な展開に普通に驚いた。そして、そこからの流れも…

夏がとまらない、がとまらない夏

以前からTwitterでフォローはしていて、アップされる1ページ漫画に尋常じゃない面白さを感じていた、藤岡拓太郎さん初めての単行本。 基本的には、頭のおかしいキャラクター(大体おっさん)が気持ち悪い言動繰り広げる、といった内容です。 控えめ…

蜜蜂と遠雷 / 恩田陸

すでにうっすらと大御所感すら漂っている印象すらある恩田陸さん、この度、第156回直木三十五賞を受賞したそうでおめでとうございます。それこそ10代の頃から読んでいる一読者として感慨深い。 その直木賞を受賞した作品が、このたまたま読み進めていた…

テロ / フェルディナント・フォン・シーラッハ

戯曲の体裁をとった、「犯罪」のフェルディナント・フォン・シーラッハの新作小説。 2013年7月26日、ドイツ上空で旅客機がハイジャックされた。テロリストがサッカースタジアムに旅客機を墜落させ、7万人の観客を殺害しようと目論んだのだ。しかし緊…

コールド・スナップ / トム・ジョーンズ

トム・ジョーンズ自体初めて読むのに、ずいぶんトリッキーな本から始めてしまった。 と言うのも、翻訳を担当したのがあの舞城王太郎(しかも初翻訳)だと。トム・ジョーンズの作品なのか舞城王太郎の作品なのか区別がつきません。ハイトーンなドライブ感がや…

ウインドアイ / ブライアン・エヴンソン

前作「遁走状態」に続き、ブライアン・エヴンソンと柴田元幸という安定感たっぷりのコンビによる短篇集。 同じ短篇集ということで「遁走状態」から引き継いでいるもののは多いものの、より寓話性が増したように思う。恐怖とか怖ろしさのテイストが薄まって、…

ハリー・オーガスト、15回目の人生 / クレア・ノース

死んでも記憶を残したまま生まれ変わる特異な体質の持ち主ハリー・オーガストの数奇な物語。生まれ変わると言っても、死んだその瞬間から新たに誕生する訳ではなく、生まれた時代に戻って同じ人生をやり直すといういわゆるループ(リプレイ)もの。 タイトル…

服従 / ミシェル・ウエルベック

本屋で見かけて装幀の佇まいになにか惹かれるものを感じ、初めてみる作者だったけど読んでみることに。(毎度毎度のことだけど、図書館で借りてきた本なのがね…) 遠くない未来2022年のフランスでイスラム政権が誕生する、というのが限りなく短くしたあ…

火星に住むつもりかい? / 伊坂幸太郎

サブマリンに続いて2冊連続の伊坂幸太郎。 読み始めてからしばらくして感じたのは、軽い感じのタイトルに騙された…という気持ち。前知識も全くなく、別に何か想像しながら読み始めたわけじゃないけど、これは今までにない感じの作品になっていると思った。…