前作「遁走状態」に続き、ブライアン・エヴンソンと柴田元幸という安定感たっぷりのコンビによる短篇集。

同じ短篇集ということで「遁走状態」から引き継いでいるもののは多いものの、より寓話性が増したように思う。恐怖とか怖ろしさのテイストが薄まって、物語り・ストーリーテリングの要素が濃くなった。ちょっと読みやすくなったのが嬉しいような、う〜んのような。

相変わらずの気持ち悪さ・居心地の悪さはばっちり顕在で、もし映像化したらデヴィッド・リンチみたいになりそうだなぁ、でもちょっと違うんだよなぁとか考えます。映像化しなくていいんですけどね。
なんか今きてる感じがします、ブライアン・エヴンソン。半径2mくらいの範囲で。

ウインドアイ / ブライアン・エヴンソン